源流






天から落ちるる一滴達の水は  
 山を下り大地をくぐり、一筋の流れとなる  
 流るる水は透き通り・・   
わずかな木漏れ日が、濡れる石ころを七色に彩る   
渓流となりし水は、時折白くなり・・  
さえぎる石にたじろぎ、飛び跳ねる   
 そして・・   
たくさんになった水たちは、緑々とし・・  
 静寂の空気と、川底で立ち止まる川魚たちが   
木々にかこまれし神秘の川にする・・





仁淀川源流・・私の故郷・・・ 
      川上にはもう
            何軒位の家しか残っていない・・   

        子供の頃・・   
            長い道の最後の曲がり道の向こうで
            毎年、手を振る笑顔が待っていた・・   

今は・・
   もう・・・
              瞼にうかぶだけ・・


       


      瞼の裏のスクリーンに   
     子供の私が写される

 笑顔が浮かぶ   
     泣いている顔・・も・・   
   笑い声が聞こえる   
     泣いている・・声も・・   

      もう触れられない人も   
     もう形の無いものも   
   眼を閉じれば・・ 
          
      ・・そう・・
              私の宝物・・・ 


  
とても・・とても・・懐かしい川・・・









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