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高知県高岡郡津野町の天狗高原ではヒメユリが自生しています。
数年前までの「天狗の森」には「ヒメユリコース」という遊歩道があるほどに群生していました。
今はその「ヒメユリコース」にはもうほとんど見ることはできません。
草原の中に生き残ったヒメユリが可愛く咲いているだけです。
その大きな原因は、「手」、にあるようです。。
ヒメユリは「高知県絶滅危惧TA類」になっています。
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私は天狗高原に咲くヒメユリです。
「夏が来た」って感じる頃に私達は赤く咲きます。
それまで、、高原に広がる笹の中で暮らします。
冬の寒い風や雪から守ってもらうように
笹に埋もれて大きくなります。
草原の虫達と仲良しになる頃・・
ザックザックとたくさんの足音が
きれいね♪ かわいいね♪って、、
その目がとても優しくて、
私は嬉しくなるけれど・・ |
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だけど・・
・・摘むんです・・・
笹を踏み荒らし・・
いくつもの手が私達を摘むんです・・・
私達は平地では生きてはいかれません。
高原でしか生きていかれないんです。
どうか私達を摘まないで・・
どうか私達を踏まないで・・・
私達はこれからもずっと、
この地で赤く咲きたいのです。。
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